
中古マンションをリノベーションして暮らしているタカクラです。
物件探しをしていると、似たような名前のマンション名を目にすることが多くないですか?
ライオンズやクリオなど、さまざまなマンションブランドを目にします。


これらはデベロッパーごとのマンションブランドです。
では、中古マンションをリノベーションする場合でもブランドは重要なのでしょうか?
結論|中古マンションリノベーションでブランドは重要?私の考え

ただし、優先順位は
- 管理状態
- 立地
- 価格
- 間取り
- ブランド
だと思います。

その理由も含め、今回は中古マンションにおけるマンションブランドについて少し書いてみたいと思います。
ブランドマンションは品質や資産価値の面で魅力がありますが、それ以上に「管理状態が良いか」「希望する立地か」「価格とのバランスが取れているか」が、長く快適に暮らせるマンションを選ぶうえでは重要だと感じています。
この記事では、なぜブランドを重要と考えながらも5番目に位置付けたのか、その理由や、実際に内見して感じたことを交えながら詳しく解説します。
マンションブランドとは?役割と特徴を解説

とはいえ、まずはマンションにおけるマンションブランドの役割について。
マンションデベロッパーが一定のコンセプトや設計思想に基づき、高品質な住環境や豊かな設備・サービスを提供するマンションを開発し、それらの冠としてマンションブランドを名付けています。
複数のマンションブランドを持っている会社も多く存在し、ブランド名が付いているマンションには特徴として、以下のようなものがあります。
コンセプトや想いが統一されている
一定のコンセプトや設計思想に基づきマンション開発されているため、同じブランドのマンションには統一感があります。
高品質な住環境を提供する
マンションブランドは、快適な生活環境を提供することに重点を置いているため、高品質な建材や設備を導入していることが多いです。
豊富な設備やサービスを備えている
マンションブランドやそのグレードにもよりますが、共用設備・施設やサービスが充実していて、住民のみが自由に使えるものを備えています。
ブランド力があり、信頼性が高い
上記の理由による高い評価やブランドそのものに価値があることが多く、信頼性が高いとされています。
これらの理由により、ブランド名のついたマンションは一般のマンションと比較して価格が高めであることが多いです。
中古マンションリノベーションでブランドは重要?

では、リノベーションをする前提で購入する中古マンションにはブランドは重要なのでしょうか?
中古マンションはブランドだけで選ぶべき?
中古マンション購入は、価格はもちろんのこと、立地やリノベーション向きの間取り、修繕積立金のストックなどを気にする場合が多く、1点ものということもあってマンションブランド名はそこまで重要なポイントではないかもしれません。
ブランドマンションは資産価値が高い?
ブランドマンションは、一般的に知名度や信頼性が高く、中古市場でも人気があるため、資産価値が維持されやすい傾向があります。
ただし、ブランドだけで資産価値が決まるわけではありません。実際に50件以上の中古マンションを内見した中でも、ブランドマンションであっても管理状態が悪い物件や、立地条件が良くない物件は見受けられました。
資産価値を重視するのであれば、ブランドだけでなく「管理状態」「立地」「修繕計画」などもあわせて確認することが大切です。
とはいえ、中古マンションであってもブランド名がついていれば、一定の価値を生むことはあります。
例えば、マンションブランドが提供する高品質な建材や設備は、そのマンションが築年数を重ねても、それなりの状態を保っていることが多く、中古物件でも高い評価を得ることができます。
また、マンションブランドはそのブランド力が高いため、信頼性が高く資産価値が高いというイメージがあります。
| ブランドマンション | 一般マンション | |
|---|---|---|
| 資産価値 | ○ | △ |
| 管理体制 | ○ | 物件による |
| 価格 | 高め | 幅広い |
| リノベーション向き | ○ | ○ |
やはり中古マンションでも名が通ったマンションブランドは一定の価値があると思います。
ブランドのないマンションは買わない方がいい?
いいえ、そのようなことはありません。
私自身、50件以上の中古マンションを見てきましたが、ブランド名が付いていなくても、管理が行き届き、住みやすそうなマンションは数多くありました。
中古マンションは築年数が経過しているため、新築時のブランドよりも、その後どのように管理されてきたかの方が重要になるケースも少なくありません。
ブランドがないことだけを理由に候補から外すのは、少しもったいないと感じています。
古いブランドマンションでも安心?
ブランドマンションだからといって、必ず安心とは言えません。
築年数が古いマンションでは、ブランドよりも現在の管理状態や修繕状況の方が重要です。
例えば、
- 共用部はきれいに管理されているか
- 修繕積立金は適切に積み立てられているか
- 大規模修繕は計画どおり行われているか
などを確認することをおすすめします。
ブランドは購入時の安心材料の一つではありますが、中古マンションでは「今の状態」を見ることが、後悔しない物件選びにつながると私は考えています。
ブランド特有の設備やサービスが築年数を重ねても保たれるとは限りませんし、それが逆に住人の負担になっている場合もあります。
加えて、中古マンションは建物だけではなく部屋の状態も資産価値として大きな要素ですので、一概にマンションブランドが良いとも言えないのが現実だと思います。
マンションブランドのブランド価値というのは経年により、そもそもの役割ではなくなるものの、複数の選択肢があった場合には、一つのメリットになり得るのだと思います。
実際、同じ価格、同じエリアで同じ広さのマンションであれば、知っているマンションブランド名のものを選びますし、それは逆に売れやすい(価値が高い)ですしね。


50件以上内見した私がブランドより重視した5つのポイント
我が家は中古マンションを購入するまでに、50件以上の物件を実際に内見しました。
その経験から、中古マンション選びで我が家が重視したポイントに優先順位をつけると、次のようになります。
- 管理状態
- 立地
- 価格
- 間取り
- マンションブランド
中古マンションの場合、室内はリノベーションで変えられても、マンション全体の管理状態や立地は自分たちでは変えられません。そのため、我が家ではマンションブランドよりも管理状態や立地を重視しました。
価格についても、物件を購入して終わりではなく、その後にリノベーション費用が必要になります。そのため、物件価格だけではなく「購入費用+リノベーション費用」の総額で考えることが大切です。
間取りはリノベーションである程度変更できますが、マンションの構造や配管によっては希望どおりに変更できない場合もあります。
そして5番目がマンションブランドです。
ブランドは資産価値や売却時の評価を考えるうえでも気になるポイントですが、我が家にとっては物件選びの決め手というより、**「ほかの条件が近い物件で迷ったときにプラスになる要素」**という位置付けでした。
50件以上の中古マンションを内見した経験から考えると、マンションブランドは重要ではあるものの、それだけで物件を選ぶ必要はないと思います。
中古マンションをリノベーションするのであれば、まずは管理状態や立地など「自分たちでは変えられない条件」を確認し、そのうえで価格や間取り、マンションブランドを比較するのがおすすめです。
実際の物件探しでは、こうした条件をもとに2年近く中古マンションを探し続けました。
なかなか購入できず1勝4敗となった経験や、最終的に購入できた探し方については「
中古マンションでよく見かけるマンションブランド一覧

最近の新築マンションですと、
- ザ・パークハウス(三菱地所レジデンス)
- パークホームズ/パークタワー(三井不動産レジデンシャル)
- シティシリーズ(住友不動産)
- プラウド(野村不動産)
- グランドメゾン(積水ハウス)
- ブリリア(東京建物)
- ブランズ(東急不動産)
- ジオ(阪急阪神不動産)
あたりがありますね。
CMや電車広告でよく見ますが我が家も含め、このブログを見ている人は中古マンションを検討(購入)しているご家庭が多いと思うので、いまテレビで流れているような最新のマンションブランドよりは、少し前のマンションブランドに馴染みがあると思います。
我が家は「旧耐震でなければいいかな」くらいで探していたので、築年数に関しては40年前あたりの物件まで幅広く検索していました。
我が家が住んでいる中古マンションも含め、最初にあげたようなマンションブランドは中古マンション探しの最中は目にすることはほぼありませんでした。
それもそのはずマンションブランドにも盛者必衰があり、調べてみるとなかなか面白い歴史が垣間見れたりします。
ブランドのコンセプトが変わり無くなったブランドもあれば、デベロッパーの倒産や事業撤退によって無くなったブランドもあります。
それでは、私が50件以上内見した中古マンションで、よく見かけたマンションブランドを紹介します。
エンゼルハイム(株式会社アゼル)

エンゼルハイムは大田区に本社を置いていた株式会社アゼルのマンションブランドです。
リーマンショックがトドメとなって廃業されています。
エンゼルハイムは中古マンション探しをしているとよく目にする名前ですね。私のご近所にもエンゼルハイムはいくつかあった気がします。
庶民派マンションとして人気があったようです。
クリオ(明和地所)

クリオは明和地所のマンションブランドで、首都圏・札幌・福岡・名古屋などで展開されています。
廃業したマンションブランドが多い中、今もクリオシリーズとして各所に新築マンションを建設していて、我が家の近所にも新しいクリオマンションが建設されました。
壱番舘といった名前をつけるのも昔のマンション「あるある」ですね。弐番館や参番館も稀にあるようです。
GSハイム(株式会社大志)

GSハイムは株式会社大志のマンションブランドです。
昭和50年代に数多く分譲していましたが、こちらも廃業されています。
年代的に良い立地に建てられているマンションも多く、場所によっては人気があります。
セザール(株式会社セザールコーポレーション)

セザールはその名の通り株式会社セザールコーポレーションのマンションブランドです。
小規模でこじんまりとしたマンションが多く、ゴージャスなエントランスとかは基本的にありません。
2003年に経営破たんしています。
セザールボーイという熊のキャラクターも知っている人は知っている存在。
そのセザールボーイを利用したCMもやっていたようです。
コンドミニアム(日本信販株式会社)

コンドミニアムは日本信販株式会社のマンションブランドです。
現在は三菱UFJニコス株式会社になっています。
昭和50年台に建設されたマンションが多く大規模マンションも多く存在し、特に関西に多いようです。
秀和レジデンス(株式会社秀和)

青い瓦屋根、白い塗り壁、アイアン柵のバルコニーの外観が特徴的な秀和レジデンスは株式会社秀和のマンションブランド。
その外観や歴史から根強いファンも多く、秀和レジデンスマニアという言葉もあるほど。
歴史あるブランドで立地も良い場所が多い。都心にある秀和レジデンスは金額もなかなかな印象です。
残念ながら2005年に解散。
遠くからでもわかる特徴のある外観です。
ドラゴンマンション(大地住販)

ドラゴンマンションという名前にびっくりしちゃう大地住販のマンションブランド。
社名変更や解散もあって今はかつての関連会社が別社名でやっているそうですが、ドラゴンマンションの名前はないようです。
小中学生男子のいるご家庭には、ドラゴンマンションを是非おすすめしたいですね!
ライオンズ(株式会社大京)

おそらく一番馴染みの深いライオンズマンションは株式会社大京のマンションブランド。
庶民的から高級志向まで幅広くラインナップしています。
エントランスには「家族を愛し、守るライオンのように、大切な人との住まいを守り続ける」という想いからライオン像が飾られているが初期のマンションにはなかったらしい。
一昔前のマンションブランドの中では、まさにキングのような存在です。
ルネ(安宅産業株式会社)

安宅産業株式会社の住宅部門がかつて展開していたマンションブランドです。
1970年台に伊藤忠商事に吸収合併されています。
都内にはいくつか残っているようですね。
私が内見にいったマンションは共用廊下がかなり複雑で迷路のようなマンションでした。
レックス(兼松株式会社)

レックスは総合商社の兼松株式会社が展開しているマンションブランドです。
今はマンションデベロッパー事業は撤退されている模様。
まとめ|ブランドよりも管理状態を重視しよう

中古マンションにおいて、マンションブランドは大事ではありますが、中古マンションリノベーションとなると、大事な条件は複数あると思いますので、私個人としてはそれほど気にしないでいいと思います。
ただ、繰り返しになりますが同じような条件の中古マンションの場合は、マンションブランドは一つのポイントになると思います。
特に現存するマンションブランドや有名デベロッパーのマンションであれば、ブランドが確立されていることもありますし、なにより建築する際の条件もブランドの名に恥じないよう厳しく管理していることが予想されます。
機会があれば、マンションブランド目線で中古物件を探してみてもいいかもしれませんね!
では!
