
中古マンションをリノベーションして暮らしているタカクラです。
我が家では、中古マンションのスケルトンリノベーションに「定額制」のプランを選びました。
定額と聞くと「最初に提示された金額で全部できる」と思うかもしれませんが、実際に経験すると少し違いました。
我が家の場合は、標準仕様と基本料金が決まっていて、設備のグレードアップや数量を超えた分を追加していく仕組みです。
実際に暮らして約4年になりますが、我が家はこの方法を選んでよかったと思っています。
この記事では、実体験をもとに定額リノベーションの仕組みやメリット・デメリット、一般的な見積制との違いを紹介します。
※この記事に掲載している我が家のリノベーション費用は2022年当時のものです。現在の工事費や設備価格とは異なります。
定額リノベーションとは?本当に定額なの?

定額リノベーションといっても、何を選んでも同じ金額になるとは限りません。
我が家が利用したプランでは、住宅設備や内装材などに標準仕様があり、コンセント、ダウンライト、アクセントクロスなどにも基本料金に含まれる数量が設定されていました。
具体的には、
- キッチンや浴室などは標準仕様から選ぶ
- 設備をグレードアップすると標準仕様との差額を追加
- コンセントやダウンライトは規定数を超えると追加
- アクセントクロスも規定の範囲を超えると追加
という仕組みです。
我が家の場合、基本料金は約600万円でしたが、キッチン、浴室、トイレ、洗面台などをグレードアップし、最終的なリノベーション費用は約900万円になりました。
69㎡の中古マンションに実際にかかった費用については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
定額リノベーションを選んで感じたメリット

我が家にとって一番のメリットは、予算の出発点が分かりやすかったことです。
希望をすべて伝えてから総額を提示されるよりも、「ここまでが基本。ここから希望するものを追加する」という考え方の方が、予算を組み立てやすく感じました。
標準仕様で十分なところはそのままにして、こだわりたいところだけグレードアップできます。
また、リノベーションでは住宅設備から床材、壁紙、建具、照明まで多くのものを決めます。
標準仕様があったことで、何もない状態からすべて探すのではなく、**「標準のままにするか、変更するか」**を基準に選べたことも我が家には合っていました。
住宅設備についてはショールームにも何度も足を運び、実物を確認して決めています。
定額リノベーションのデメリット

標準仕様から外れると追加料金がかかる
設備のグレードアップだけでなく、コンセントや照明なども規定数を超えれば追加料金になります。
そのため、「定額=表示された金額から増えない」わけではありません。
契約前には標準仕様だけでなく、どこから追加料金になるのかも確認しておく必要があります。
定額料金に含まれない工事もあった
我が家では、
- 畳やその下にあった砂の処理
- 既存クロスの撤去
- タイルのはつり
などは定額プランとは別の費用でした。
中古マンションでは既存の状態によって必要な工事も変わります。
どこまでが基本料金に含まれているのかは、契約前に確認しておきたいポイントです。
標準仕様による制約がある
設備や仕様、数量などが決められていることは、選びやすさにつながる一方で制約にもなります。
我が家もRoomClipやPinterestなどで施工事例を探し、標準にないものについては自分たちから相談しました。
自由度を重視する場合は、希望する設備や仕様にどこまで対応できるかも確認した方がよいでしょう。
定額制と見積制リノベーションの違いを比較

我が家は定額制だけでなく、一般的な見積制のリノベーション会社にも相談しました。
違いを簡単に整理すると、次のようになります。
| 比較項目 | 定額制 | 一般的な見積制 |
|---|---|---|
| 費用の決め方 | 基本料金+追加費用 | 希望内容から算出 |
| 標準仕様 | 設定されている | 会社・プランによる |
| 仕様変更 | 差額や超過分を追加 | 内容に応じて見積もり |
| 自由度 | 標準プランによる制約あり | 比較的高い |
| プランの考え方 | 標準から変更・追加する | 希望から組み立てる |
※実際の料金体系やサービス内容は会社によって異なります。
実際に利用して感じたのは、定額制と見積制を完全に別物として考える必要はないということです。
定額制を提供していない会社でも、標準となる仕様や予算の目安を先に示し、変更分を追加費用として提示する方法なら、利用者にとっては近い分かりやすさになると感じました。
そのため、「定額制」という名称よりも、何が含まれていて、変更するとどのように費用が変わるのかを確認する方が重要だと思います。
定額リノベーションを契約する前に確認したいこと

我が家の経験から、特に確認しておきたいのは次の5点です。
- 基本料金に含まれる工事
- 標準となる設備や内装材
- コンセントや照明などの標準数量
- 標準から変更した場合の追加料金
- 定額プランの対象外となる工事
他社と比較するときも、広告などに掲載されている基本料金ではなく、自分たちの希望を反映した条件で見積もりを比較することをおすすめします。
我が家も複数の会社に相談したうえで、最終的に定額制を選びました。
リノベーション会社を比較したときの話はこちらの記事にまとめています。
現在も定額リノベーションを相談できる会社
我が家がリノベーションした2022年から時間が経っていますが、現在も定額制のプランを用意している会社があります。
リノベる。|The R. by RENOVERU

リノベる。では「The R. by RENOVERU」という定額制のリノベーションサービスを提供しています。
間取りは自由設計としながら、素材や設備などの仕様を厳選し、工事費は平米数で決まる定額制にオプションを組み合わせる仕組みです。
我が家もリノベる。には実際に2回相談し、申し込みまで行いました。最終的には契約していませんが、リノベーション会社を比較したうちの1社です。
※サービス内容や料金は変更される可能性があります。最新情報は公式サイトで確認してください。
\ まだ物件が決まっていなくても相談できます /
実際に相談したときの内容はこちらにまとめています。
ひかリノベ|定額制プラン「HIKARI」

ひかリノベでは、床面積に応じて工事料金を算出する定額制プラン「HIKARI」を提供しています。
公式サイトでは、完成形を固定したパッケージというより、オリジナルのリノベーションを考えるためのベースプランという位置づけです。
我が家もひかリノベに問い合わせ、購入を検討していた物件について相談しました。ムードボードも作ってもらい、スタッフの対応も親切でしたが、最終的には契約していません。
※サービス内容や料金は変更される可能性があります。最新情報は公式サイトで確認してください。
\ 比較して自分にあった会社を選択! /
まとめ|「定額」という名前だけで決めない

我が家には、標準プランを基準にして、必要なところだけ変更・追加していく方法が合っていました。
ただし、定額制でも標準外の設備や工事には追加費用がかかります。
これから検討するなら、「定額制か見積制か」だけで決めるのではなく、基本料金に含まれる内容、追加料金の仕組み、自分たちの希望を反映した見積もりを比較してみてください。




