中古マンションを購入しリノベーションして暮らしているタカクラです。
購入当時はまだまだ先だと思っていたので、すっかり忘れていたのですが、私が購入した中古マンションは大規模修繕工事を予定しているマンションでした。
修繕積立金を1年ちょっと程度しか払っていないのに大規模修繕工事がされるのだからラッキーではあるものの、せっかくお金を払ってリノベーション工事をしたのに壊されるとなっては残念でしかありません。
ん?そもそも大規模修繕工事って何をするんだっけ?
今回は大規模修繕工事について書いていきたいと思います。
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中古マンションの大規模修繕工事とは?
大規模修繕工事とは、マンションの老朽化や劣化などにより、安全性や機能性が低下してしまった場合に、大規模な修繕や改修工事を行うことを指します。
一般的には10~15年周期で行われるもので、昔は建材の保証期間が10年ということもあって大規模修繕工事はの目安は10年に1度でしたが、最近は12年・15年のサイクルということもよく言われるようです。
ちなみに我が家についてくれた不動産屋さんは、後に購入する我が家の計画書を見て、
と、言ったやりとりがありました。
大規模修繕工事って何をするの?どんな内容?
マンションにおける大規模修繕工事の内容は、外壁の塗装や防水工事、屋上の防水工事、エレベーターの更新や改修、配管や電気設備の更新や改修、共有部分の改修やリニューアルなどが挙げられます。
一般的的には、足場を組むような外壁や屋上をメインとしたもので、エントランスやエレベーターなどは付随工事とされます。
我が家のマンションは、エントランスやエレベーターなどの付随工事は大規模修繕工事から外れ、別予算と期間で実施する計画で進んでいます。
大規模修繕工事の費用は?
基本的に大規模修繕工事の費用は、マンション住人の月々の修繕積立金から支払われます。
管理費とは別で支払っているマンションが多いと思いますが、大規模修繕ともなると月々集められている管理費とは別予算の積立金が利用されます。
修繕積立金がどれだけ貯まっているかは、中古マンション購入時の重要なポイントになるので必ず不動産屋(リノベーション会社の不動産部門)さんに聞くようにしましょう。
マンションの重要事項説明書には修繕積立金に関する事項という記載が必ずあるので、親切な会社であれば、ちゃんとしているマンションなのかを、しっかりとジャッジしてくれます。
また、積立金が足りない場合は追加費用を徴収されたり、大規模修繕工事の実施前後に、月々の修繕積立金額が増えたりするので、そのあたりも確認しておいたほうが良いです。
大規模修繕工事は主に共用部分の工事なので専用部分に影響なし
前述の通り、大規模修繕工事は共用部分の工事が主となりますので、我が家が行ったリノベーション工事部分を壊すようなことは無さそうです。
よかった、よかった。
ただ、ご家庭やタイミングによってはリノベーションが大規模修繕工事の影響を受けることもあるようです。
大規模修繕工事中のリノベーション工事は確認が必要!
大規模修繕中は工事業者が足場を組み外壁修繕などを行います。
リノベーション工事では足場を組むことはありませんが、解体工事で出たゴミの搬出や木材・住宅設備の搬入など、大規模修繕工事の影響を受けるようなことがいくつも発生します。
基本的にリノベーションは工事前に、どのような工事を行うか、スケジュールはどうかを管理会社に報告する必要があります。
場合によっては大規模修繕工事期間のリノベーション工事の中止もしくは延期される依頼があるかもしれません。
リノベーションをした身としては、大規模修繕中のリノベーションは難しいだろうなぁと思います。
気になっているところ(サッシの交換があるかも…)
これは我が家のマンションで起きかけていることですが、サッシの交換を検討しているようです。
これは嬉しい反面、悲しい気持ちもあります。
我が家は「先進窓リノベ事業」の補助金をもらい内窓(二重窓)の設置工事を進めている段階ですので、サッシ自体を二重サッシにするなど、内窓(二重窓)と同等の効果が得られるのであれば、補助金でお得に内窓(二重窓)を設置できるとはいえ、お金がもったいないからです。
我が家の場合は大規模修繕工事からサッシ交換は外れ、付随工事で検討されていることですが、サッシ交換が大規模修繕工事に組み込まれているマンションもあると思います。
もし、大規模修繕工事が計画されている中古マンションをリノベーションするのであれば、その時点でも良いので工事内容をヒアリングしておく必要があるかもしれません。
大規模修繕工事の修繕委員会のメンバーになりました!
せっかくなので大規模修繕工事に関することを取り決めていく修繕委員会のメンバーになりました!
マンションによっては通常理事会メンバーでまかなったり、または修繕委員会への参加も我が家のような新参者も向い入れる雰囲気がないのかもしれませんが、
こんなやりとりで立候補しました。
大規模修繕工事をお願いできそうな会社を探す!
修繕員委員会に参加する前から、大規模修繕工事の工事業者にツテはないのか、と回覧がありました。
我が家のマンションはマンションデベロッパーのグループ会社が管理会社となっているので、推薦がなければ自社で利用している工事業者に相見積もりを依頼するという案内でした。
その頃は、リノベーション工事に追われていたので、マンション自体を気にかけてはいなかったのですが、今なら下記のようなサイトで会社を選びます。
管理会社が選んだ業者内での競争よりも、全く異なるところからの見積もりがあっても良いですからね!
今回は間に合いませんでしたが、次回(何年後?)はこういったサービスを使えれば良いなと思います。
大規模修繕工事の修繕委員会に参加!
募集をかける前から修繕委員会自体は動いていて、我が家は途中参加でしたが業者選定のタイミングでした。
すでに管理会社オススメの候補がずらっと並んでおり、上記サイトのように比較サイトで調べられればなぁといった感想を持ちました。
管理会社の技術部門の人が工事について詳しく説明はしてくれるのですが、マンション住民が難しそうな専門用語を一方的に聞かされるだけなので「これはいくらでも吹っ掛けられるな」と危機感を覚えたほどです。
やっぱり下記のようなサイトで、予め費用感を知っておいたり、工事業者さんを推薦できるなら修繕委員会側から候補を出せるほうが良いと感じました。
さいごに
思いがけず大規模修繕工事の修繕委員会に入ってものの、なかなか勉強になることも多いです。
せっかくリノベーション工事をして住みやすい我が家ができても、肝心のマンション自体が老朽化してしまっては元も子もないですからね。
今後は大規模修繕工事に関する情報も書いていければと思います。
では!