中古マンションを購入してリノベーションしましたクラタカです。
中古マンションの購入とリノベーションは大金が動きますし、何度もできることではないので、ほとんどの人が初めての経験だと思います。
私がリノベーションを検討していた時、なるべく多くの経験者からリアルな声が聞きたいと思っていたので、記憶と記録をこのブログに残しておきます。
今回は実際に中古マンションを購入し、リノベーション工事を行い、数ヶ月暮らしてみた感想をリノベーションを検討しているご家族向けに書いてみたいと思います。
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中古マンションリノベーションは結果的にどうだった?
結果的には大満足!!!!!!
ですが、「こうしておけば良かったな」と少し後悔することもありますし、「もう一回やってみたいな」と思うこともしばしば。
どちらの思いも「もっと準備しておけば良かったなぁ」といった感想に繋がります。
準備がとにかく大事で、細かい部分も含めて自分の中で決めておく、夫婦間で話し合っておくことが大事だと思います。
というのも、物件を購入すると契約等々の手続きに追われてリノベーションを考える時間が、どんどんと削られていきます。
大金が動くにも関わらず、あれよあれよと進んでいくので、中途半端なまま工事が始まってしまうこともあります。
そして勘違いしやすいのが、「すでに完成したキレイな家に住む」のではなく、「キレイな家を今から自分が作る」ということ。
キレイに仕上げてくれるのはリノベーション会社だけど、「何をもってキレイというのか」は自分の中にしか無いので、それを言語化するなりサンプルを用意するなり、伝える努力をすることが重要だと思いました。
中古マンションリノベーションの良かったところ(メリット)
基本的にやって良かった中古マンションの購入とリノベーションですが、その中でも特に感じているメリットをまとめてみました!
中古マンションリノベーションだと駅近物件が選べる(23区内)
皆が口を揃えて言うことですが、中古マンションだと駅近物件が選べます。
都内在住の方はわかると思いますが、「東京23区内の駅」で「駅から徒歩数分以内」の場所に「少なくとも30戸以上」で「ファミリー向けの新築マンション」が建設されるような空き地って、なかなかないですよね。。。
「23区内の駅ならどこでも良い!」のなら可能性はありますが、自分が住みたい土地や駅がすでにあるのなら、可能性は限りなく0(ゼロ)に近いといえます。
言い方を変えると、駅近物件が良いなら中古マンションしか選択肢がないです。
実際に暮らしてみて「やはり駅近というのは都内で暮らすには外せないポイントだな」と改めて思いました。
車がなくても便利に暮らせるのは、鉄道網が整っているからであって、空き地がないために、駅から離れた場所に建ってしまう新築マンションにはないメリットだと思います。(駅直結の高級マンションはさておきw)
我が家も物件探しのタイミングで、徒歩10分オーバーの物件を検討したこともありますが、幹線道路の交通量や夜道の安全性(街灯の数やひらけているか等)、雨雪時の面倒さ等を考慮したうえで、比較した時に部屋的には劣る、少し手狭な駅近物件を選択しています。
自分の性格やライフスタイルにあわせた間取りにできる
新築マンションだと、すでに出来ている間取りに生活を合わせていくしかありませんが、リノベーションだと生活に合わせた間取りが検討できます。
例えば、我が家の場合は食品のストックが非常に多いです。
防災を意識しているのと、面白そう(美味しそう)なものがあるとついつい買ってしまう性格で全国津々浦々の食材が、どんどん溜まっていきます。(当然、セール品も買いだめてしまいますw)
前の賃貸では収納場所が少なかったこともあり、段ボールに詰められたまま放置されていたので、今回のリノベーションでは小さいながらもパントリーを設置し、部屋に段ボールが置かれる状況を回避しましたw
将来を見据えての間取りも検討できる
我が家は性別の異なる2人の子供がいます。
部屋を横並びにレイアウトしたのですが、部屋の間の壁はまだ作っていません。
将来、それぞれの部屋が必要となったタイミングで工事しようと思っていますが、今は広い部屋のほうがなにかと使い勝手がいいので、壁を作れるように下地だけがある状態です。
このような施策が検討できるのもリノベーションの強みだと思います。
中古マンションリノベーションのダメだったところ(デメリット)
自分好みに作ったからといって不満がないわけではないです、デメリットに感じるところも少々。。
いくつか例をあげます。
中古マンションは外観が古くて少し悲しい気持ちになる(物件によります)
これは選ぶ物件にもよりますが、リノベーションではどうすることもできないマンションそのものの外観は目を瞑るしかありません。
部屋の中はいくらでも綺麗にできますが、外観は手を加えられないので、マンションの大規模修繕工事に期待するしかないと思います。
とはいえ、大規模修繕では、外観がガラッと変わることはなく、「見た目そのままに丈夫になる」ことが基本ですので、ほとんど諦めていますが。。。
「中古マンション&リノベーションは新築マンション購入より安い」とは言っても、場所を選ばなければ新築マンションを購入できるくらいの金額は支払うので、外観が気になったりしてしまうんですよね。
いわゆるビンテージマンションと言えるくらいの雰囲気であればいいんですけど、古くなっているだけのマンションも多分にあるので、物件購入時は十分に検討して良いと思います。
我が家の外観も決して今風の外観ではありませんし、少し残念なビジュアルではありますが、エレベーターやオートロックなど、新築マンションにある最低限の機能は備わっているので、外観はそれほど引っかかる要因にはなりませんでした。
どうしても素人意見を入りすぎちゃうので注意が必要!
素人とはもちろん我が家のことです。
とどのつまり「出来上がってみたら微妙だった」が許せる範囲でいくつか存在していて、やっぱり基準というかフォーマットがある新築マンションでは存在しない「デメリット」を感じました。
例えば、何の気なしに選んだ壁紙ですが、一般のものより薄い壁紙だったようで、施工が可能な職人さんを探し出して、大変苦労して施工してくれたようです。
リノベ会社さんが言うには「あの壁紙でこの仕上がりは職人技です!」とのことでしたが、細かな処理が必要な角の部分などが少し荒かったり、壁紙が薄い故に下地の凹凸が少し目立つ箇所があったりしました。
「これだったら厚い壁紙でよかった」とまではいきませんが、「あぁ、そういうことが起きるんだ」という感想を持ちました。
見た目だけで選ぶと、こういう見落としがちなことが出てきますし、我が家は気になったけどリノベ会社さんは許容範囲だった、みたいなズレは必ず出てきます。
予め知識をつけておくことも大切ですが、リノベーションは「汎用的なものや当たり前と思っていた基本性能」を自分好みに変えることで、そのぶんプラスに働くと考えがちですが、もともと備わっていた機能が無くなることがあり、マイナスに働いてしまう可能性もある、そしてそれを理解しておくことが重要だと思いました。
また、メリット・デメリットも個人差がありますので、リノベ会社の担当者さんが伝えきれない部分が存在します。
依頼主と受託者の関係もあって自分から伝えない内容もあると思いますので、こちらから細かくヒアリングすることをお忘れなく!
ワンストップリノベーションを展開しているオススメの会社
我が家はワンストップリノベーションではなく、物件購入とリノベーションを別で行なっているのですが、選べるなら絶対にワンストップリノベーションをおススメします。
また、私の場合は仕事がデザイン関連ということもあって、空間デザインは苦労なく楽しめましたが、ステキな家に暮らしたいけど自分達だけで決めるのは、なかなか難しいことですよね。
「選択肢から自分の好きなものを選ぶ」のと「自分の好きなものを作る」は似て非なるものですからね。
やっぱりデザインに長けているリノベ会社さんが伴走してくれると安心だと思います。
デザインでオススメできるリノベーションサービス「マイリノ」さん
フルオーダーのリノベーションサービスも去ることながら注目したいのは、日本のファッションを牽引しているユナイテッドアローズと組んでサービス展開されている「RE:Apartment UNITED ARROWS LTD. PLAN」です!
ユナイテッドアローズがデザインの見てくれるのなら完璧な住空間が仕上がりそうです。
まとめ
総じて満足している中古マンション×リノベーションですが、メリット・デメリットは少なからず存在します。
自分の好きなように出来ることがメリットでもあるし、逆にそれがデメリットにもなり得るというのが1番の感想です。
間違いなく言えることは、結果だけでなくプロセスを楽しめる性格、結果どちらに転んでも楽しめる性格であることが大切だと思いました。
完璧を求めるのであれば、見たままの住居にそのまま住める新築マンションが良い思います。
いずれにしても、家族でしっかりと話しあって決めることが大切!