中古マンションを購入し、リノベーションをして暮らしているタカクラです。
スケルトンリノベーションで自由設計をして暮らしている我が家ですが「もしかしてリノベーション済みマンションでも良かったんじゃないの?」と思うこともしばしば。
そう思った理由も含めてまとめてみようと思います。
それでは〜、いってみよう!
Page Contents
リノベーション済みマンションとは
まずはリノベーション済みマンションの説明から。
リノベーション済みマンションとは
リノベーション済みマンションとは、不動産会社やリノベーション会社等が中古マンションを購入して、リノベーションを施した物件のことを指します。
もともと再販することを目的に、中古マンションを購入→リフォーム・リノベーション→販売する業者を買取再販業社と呼びます。
このような書き方をすると、「リノベーション済みマンション」というのは、「迷惑な存在」が「余計なことをした」といった図式になってしまいますが、実際にリノベーションした私の感想は違います。
物件面で「リノベーション済みマンション」でも良いのでは?と思った理由
自身のライフスタイルに合わせた自由なプランを計画し、施工できるのがリノベーションの魅力の一つ。
ただ、実際にリノベーションをしてみた感想として、「リノベーション済み中古マンションもアリだな」と思うことがいくつかありました。
リノベーション済みマンションをおすすめする理由:中古マンションの価格が上昇しているから
リフォーム前・リノベーション向きに限らず中古マンションの価格は高騰しています。
また、物件価格の上昇のほかにリノベーションに必要な材料費も高騰しています。
高い物件に自由設計のリノベーションを施すと新築マンションとまではいかないまでも、場合によっては、それに匹敵するような価格になってしまいます。
完全オーダーメイドのリノベーションよりも、買取再販業社の流通に乗っかった材料のほうが安いので、場合によってはリノベーション済みマンションはリーズナブルと言えるかもしれません。
リノベーション済みマンションをおすすめする理由:中古マンションが手に入らないから
リフォーム前・リノベーション向き中古マンション購入の競争は激化している印象です。
考えられる理由として、
需要の増加:
コロナ禍により、住環境に対する関心が高まり、都心部を中心に中古マンションの需要が急増しています。需要が供給を上回っているため、良い物件はすぐに売れてしまい、購入するまでに時間がかかることがあります。低金利:
低金利の影響で住宅購入に対するハードルが下がったこと物件不足:
中古マンション市場は、供給が限られているため、希望する条件に合う物件が見つからないことがあります。特に、人気の高いエリアや、希少な間取りの物件は、入手困難な場合があります。建築基準法改正の影響:
建築基準法の改正により、築30年以上のマンションの取り壊しや耐震化が必要となるため、これに対する不安感から、中古マンションの競争率が上がっている説もあります。
手に入らない理由は他にもあって、市場に物件が出回る前に不動産業者が購入してしまうケースが多くなってきています。
不動産市場は情報が非対称であることが多く、売主や不動産業者にしか知り得ない情報があるため、購入者は不利な立場に立たされることがあります。
条件の良いリフォーム・リノベーション前の中古マンションは、目にする機会すらなく購入されている印象です。
リノベーション面で「リノベーション済みマンション」でも良いのでは?と思った理由
中古マンション購入のほか、リノベーション面でも「リノベーション済みマンション」が良いのでは、と思ったことがいくつもありました。
リノベーション済みマンションをおすすめする理由:長く住むことを考えたら汎用的な仕上がりに
リノベーション会社の実績や施工例を見ていると、趣味・嗜好に寄せた見ていて楽しい事例が多いです。
私たち夫婦は、部屋の間取りを検討するような趣味は持っておらず、また、その趣味もずっと続いていくのか自分達でもわからないものなので、部屋に関しては、趣味の影響をそれほど受けませんでした。
子供に関しても今後増える予定もなく、となると、大きく変化するようなことはこの先起こらず、今の状態から少しばかりの変化しか起こらないので、間取りも汎用的な造りとなりました。
頃合いをみて、子供部屋を区切るような工事は予定していますが、それほど冒険している間取りではないので、ちょうど良い間取りのリノベーション済みマンションであれば、全然間に合ってたなという感想を持ってしまいます。
あくまで結果的になので、リノベーションの前や最中はそんなこと微塵にも思っていませんでしたが、我が家の性格では「そういう選択肢もあったのだな」という感想です。
リノベーション済みマンションをおすすめする理由:予算や節約面、性格を考えると汎用的な仕上がりに
「リノベーションをするならこれを採用したい!」と高らかに宣言するようなものは夫婦には特にありませんでした。
というか、リノベーションで膨らむ見積もりを見ていると、「この金額を出してまで採用したいことなのか」と自問自答してしまい採用を見送ったケースが多々ありました。
予算が潤沢であれば採用したともいえますが、予算が潤沢であっても「ちょっと贅沢すぎやしないか?」と考えたと思いますので、性格的な部分が大きいような気がしています。
性格でいうと、心配性という面もありました。
例えば、床を無垢材にしようと思っていましたが、
と言った具合です。
リノベーション済みマンションは材料も汎用的なものが多いのですが、我が家のように「どうせ汚れてしまうなら最初から安いものを」という発想になるのであれば、リノベーション済みマンションが最適解かもしれません。
リノベーション済みマンションをリノベーションしよう!
最近は中古マンションの品薄、競争率の高さから、リノベーション済み中古マンションをリノベーションすることもよく聞きます。
実際、我が家もそれを検討した時期もありましたし、買取再販業社のリノベーション工事中に内見に行くと、
なんてことも言われました。
以前は、リノベーション済みマンションを見ると「あー、リノベーション前に出会いたかった」と残念に思っていましたが、今となっては、「最低限のリノベーションは済んでいるから、ここから自分好みに変更だな」といった考え方になりました。
築年数の浅い中古マンションだと、給排水管など使える部分をなるべく残そうと思いますが、リノベーション済みマンションも同じ感覚です。
もちろん自分たちでリノベーションをするより、費用は割高になると思いますが、理想の中古マンションがいつ出てくるかわからないので、その間に発生する家賃(住まいが賃貸の場合)などを考慮すると、安く上がったりもします。
リノベーション済み中古マンションを提供しているオススメ企業
リノベーション済みマンションを取り扱っている会社さんをご紹介します!
グローバルベイス社の「リノコレ」
ワンストップリノベーションでリノベーション向き中古物件を探すお手伝いもしてくれるマイリノさんも「リノコレ」というサービスを展開されています。
こちらの会社は「ユナイテッドアローズ」や「ダルトン」ともコラボされている非常にデザイン性の高い会社さんなので、デザイン面では非常に安心しておすすめできます!
リノべる。の「リノべる。U」
リノベーション業界の大御所である「リノべる。」さんも「リノべる。U」という、リノベーション済みマンションを販売するサービスを始めたようです。
2021年から「リノべる。」さんも、競争が激化しているリノベーション向き物件を、お客様とのマッチングを目的として購入されていたそうですが、内装の劣化が激しい物件はなかなかマッチングが難しかったようです。
であれば、物件探し、設計施工、インテリア提案、アフターサポート、そして売却まで行ってきたノウハウを利用することで、デザイン性やトレンドのみならず市場性や品質、コストバランスも兼ね備えた住まいの提案が出来ると考えられたようです。
個人的にも「リノべる。」さんが始められるのであれば、素敵に住まいになるだろうな、と思います。
MUSUBU社の「Wednesday」
リノベーション済み中古マンションを多く扱っている「MUSUBU」という会社さんのサービス。
大手不動産会社で数多くの物件を担当された方が起こした会社のようで、リノベーション済み中古マンションを専門で販売されているようです。
今ならAmazonギフトがもらえるキャンペーン中のようですので、気になる方は問い合わせてみては!?
まとめ
いかがでしたでしょうか。
実際にリノベーションをしてみて、リノベーション自体に後悔はしていませんが、「結局、特別なこともしていないしリノベーション済みマンションでも良かったかもね」は正直な感想です。
個人的には、リノベーション済みマンションの白っぽい木材をふんだんに使用した感じが苦手でしたが、それ以外は全く問題なかったです。
リフォーム前・リノベーション向き中古マンションはいつ出てくるかわからないので、リノベーション済みマンションでも、狙っていたマンションや住環境であれば検討してみても良いと思います。
では!