タカラスタンダードロゴ

先日、水廻りの住宅設備交換のためにショールームに行ってきました。

5つのメーカーのショールームを訪問したのですが、その中でもタカラスタンダードが「あらゆる面で異質だったこと」、深堀りすればするほど、いちクリエイター目線で「この会社はもっと注目されるべき希少な存在だ!」と刺激を受けたので、ちょっとブログにまとめてみたいと思います!

ちなみに相談しているリノベーション会社さんのプランには、タカラスタンダードの名前はありませんでした。

各メーカーのショールームを廻る導線上にあったので、ついでに予約をしてみた訳です。
訪問したのは都内の某ショールーム、予約は取るのがそこそこ難かしかったです。

結論から言うと、タカラスタンダードが凄すぎたので皆さんに知ってもらいたい、ショールームで実物を見てもらいたい、そして、予算的に導入できるかわからないけど、個人的にはぜひ導入したいと思いました。

それでは〜、行ってみよ!!

タカラスタンダードとは?歴史から学ぼう!

タカラスタンダードは大阪に本社を置く、前身を含めると110年前に創業した老舗メーカーです。

国内で初めてホーロー製のシステムキッチン、システムバスを開発した会社で、ことホーローに関しては他の追随を許さない、世界トップクラスの技術力を持っています。

キッチン、浴室、洗面台を主力製品として取り扱い、トイレはOEMでの提供されているようです。

タカラスタンダードの特長は?

タカラスタンダードといえば、兎にも角にも「ホーロー」。

ホーローは簡単にいうと鉄などの金属にガラスをコーティングしたものです。

内側が鉄で外側がガラス、それぞれの特徴は想像通りで、
・内側は鉄なので磁石がくっつく
・外側はガラスなのでカビ・汚れ・熱に強い
といった具合に、住宅設備にはもってこいの素材な訳です。

例えば、お風呂の壁がホーローだったら、オプション品は全て磁石でくっつくので、使いやすい位置に設置、簡単に取り外せるのでお掃除も簡単!

例えば、キッチンまわりがホーローだったら、ガラスの特徴そのままに、キッチンの宿命である汚れもつかずカビも生えません。

そんなホーローにも弱点があって、これが「割れやすい」素材なんですね。

ところが、タカラスタンダードのホーローは高品位ホーローと呼ばれるもので、とにかく丈夫!

ショールームに訪問すると見せてもらえますが、ホーローの上で鉄の歯ブラシや鉄球を親の仇と言わんばかりに、ゴシゴシ擦ったり、ガンガン叩きつけたりします(ウチの子供はびっくりしていました)。

製品は変わらずの無傷で、これだけ丈夫だと一生ものじゃないかと思わせるほど。

とにかくなんでもかんでも、頑丈なホーローを使用しています。

タカラスタンダードが嫌われてる?

そんな最高なタカラスタンダードですが、気になって会社を調べていくと、「業界の嫌われ者」、「タカラスタンダードの闇」なんてキーワードが出てくる不人気っぷり。

そういえばショールームに訪問したときに、「他メーカーとは違う」と言っていたような。。

なぜ嫌われているのか、その理由も調べてみました。

リフォーム業界の仕組み

私もあちこちにお見積もりをお願いして初めて知ったことなのですが、リフォーム業界における住宅設備の金額設定には、暗黙の了解というか慣習みたいなものがあるようです。

実際に、リノベーション会社さんにお見積もりを頼むとわかるのですが、お見積り項目に下記のような記載がされます。

555,000円 希望小売価格1,367,000円(59%OFF)

激安!めちゃくちゃ安くなってるやん!今しか買えない感たっぷりで、リノベーション会社さん頑張ってくれてる!と感じてしまいます。

タカラスタンダードさん以外のメーカーさんはだいたいこんな感じで、結構割り引いてくれてる印象。

一方、タカラスタンダードのお見積もりはというと、

希望小売価格806,000円

同ランクのキッチンを比較したわけではないので、価格差こそありますが、割引は一切されていません。

これだけ見ると、タカラスタンダード以外のメーカーの高くて良い製品が、タカラより安価に購入できる!お得!と思ってしまいそうですが、これが間違い!!

ここからタカラスタンダードが他メーカーと異なる点を説明していきます。

メーカー希望小売価格ってなんだっけ?

まず、希望小売価格というものを改めて考えてみる必要があります。

希望小売価格というのは「小売店に対して、この価格で販売して欲しいという希望の価格」になります。

決して「この価格で販売しなければ赤字になってしまうギリギリの価格」でも「この価格で売らないとダメな強制の価格」でもないんですね。

もちろん「原価」でもなく、「メーカーが自由につけた価格」ともいえます。

また、住宅設備も一般的な商品と同様に消費者の手元に届くには、下記のような一般的な流れがあります。

メーカー → 卸問屋・業者 → 販売店・施工業者 → 消費者

希望小売価格を出しているメーカーと我々、消費者の間には「卸業者」と「施工業者」が入っていますね。

リノベーション会社さんなどは「施工業者」にあたります。

一般的にビジネスの流れとして、希望小売価格の他に「売れれば利益がちゃんとでる価格」である卸価格というものが存在し、卸業者はその価格にプラスオンした価格で施工業者に販売、施工業者はさらにプラスオンした価格で消費者に販売します。

これは一般的な商材全てに言える流れで、メーカーと消費者の間に他の会社が入ると商品の価格が上がるのは、当然の仕組みです。

他メーカーの金額設定

前述で記載したことをまとめると

メーカー → 卸問屋・業者 → 販売店・施工業者 → 消費者

上記のように商品は流れていて、メーカーは「メーカーが自由に付けたメーカー希望小売価格」ではなく、「売れれば利益がちゃんとでる価格」で「卸業者」に商品を卸し、「卸業者」は「施工業者」に、「施工業者」は「消費者」にプラスオンした価格で提供しています。

わかりやすく書くと、

メーカー(希望小売価格100万) →
卸問屋・業者(小売価格の60%OFFの40万円で仕入れ、50万円で販売) →
販売店・施工業者(小売価格の50%OFFの50万円で仕入れ、60万円で販売) →
消費者(小売価格の40%OFFの60万円で購入)
※金額はイメージです。

といった仕組みです。

もうお気付きかもしれませんが、「メーカー」が「卸問屋・業者」にいくらで卸すのかがポイントとなってきます。

「たくさん仕入れてくれるから、70%OFFでいいよ」となればその商材はより安く消費者に届くことになります。

各リノベーション会社さんによく話される、「この商品ならウチは結構下げられます!」はこういう仕組みから出来ています。

タカラスタンダードの金額設定

以下はタカラスタンダードさんの例になります。

メーカー(希望小売価格50万) →
卸問屋・業者(小売価格とほぼ変わらない49万円で仕入れ、49.5万円で販売) →
販売店・施工業者(小売価格とほぼ変わらない49.5万円で仕入れ、50万円で販売) →
消費者(小売価格とほぼ変わらない50万円で購入)
※金額はイメージです。

金額はイメージですが、ほぼほぼこのような仕組みと聞いています。

「卸問屋・業者」、「販売店・施工業者」の儲けが全くありません。

メーカーの希望小売価格がほとんどそのまま消費者に届きます。

ショールームで見積もりを取った時に「お見積もりをそのままリノベーション会社さんにお渡しください、その価格になります」と言われます。

そして、これがタカラスタンダードさんがリフォーム業界から嫌われている理由です!笑

冒頭にも書きましたが、リノベーションを相談している会社のプランには、タカラスタンダードの名前がない理由がこれです。

リノベーション会社さんに「こういう仕組みなんですね」と話したら、ただただ笑っていました笑。

私も社会人をやっているので、問屋さんや施工業者さんに儲けがあっても良いと思いますし、割とそっちの方が普通とも思ってしまいます。

まとめ

タカラショールーム

ここで言いたいことは「タカラスタンダードさんが正直な価格で出している」や「他社メーカーさんの希望小売価格がおかしい」といったことではなく、価格での比較はこれらの理由で無意味だな、ということです。

重要ではありますが、実際の商品を見ていて気になったものを買うのが良いんだなと調べてみて思いました。

実際にタカラスタンダードさんのショールームに訪問し、商品が気に入って会社を調べてみたら、めちゃくちゃ変わっていた、というのがこの記事が全てです笑。

いやータカラスタンダード、面白い会社だなー笑。

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