こんにちは、中古マンションを購入しリノベーションをして暮らしているタカクラです。
先進的窓リノベ事業を利用して、内窓(二重窓)を設置するリノベーションを行なったのは、下記のブログ記事に書いていますが、
今回はその内窓(二重窓)の効果を、リノベーション前の予想と比較してどうだったか、というのをまとめてみようと思います。
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メリットと言われている部分は実際どうだった?
内窓(二重窓)を設置することで、断熱性能、防音性能、防犯性の向上、外観の改善、匂いの遮断に効果があると言われています。
実際に施工した感想はこちら!
内窓(二重窓)は断熱性能が向上する?しない?
設置前も後も酷暑真っ只中の季節だったのですが、設置後は段違いに冷房の効きは良いです。
我が家は西の方角に窓が何枚もあるため、設置前は窓付近に近づくだけで暑さにやられていましたが、今はそんなこともなく、すこぶる快適です。
内窓を開くと外窓と内窓の間は暖かい空気があって「ここでちゃんと熱を遮断しているんだな」というのがわかります。
この状況なら冬も熱を逃さない働きをしてくれるんじゃないかと期待しています。
内窓(二重窓)は防音性能が向上する?しない?
騒音に悩まされることは設置前からなかったのであまり変化はみられませんが、密閉している感は他の変化からも見て取れるので、良い影響はあったのだと思います。
そういえば、雨の音が前より聞こえづらくなったかもしれません。
内窓(二重窓)は防犯性が向上する?しない?
これも全くわかりませんが、改めて設置後の窓を見てみると、「わざわざ窓ガラス2枚割って入らないよなぁ」と思ってしまいます。
ガラスを2枚割らないと入れない家ということは、すなわち音も2回鳴ってしまうわけで、「それは泥棒も避けるだろうな」と思います。
ただ、窓の開け閉め動作が単純に2倍になったので、鍵をいちいち閉めることが面倒になりました。
鍵を閉めることをサボったりすると、途端に防犯性が下がるので注意が必要です。
内窓(二重窓)で窓の外観が改善される?されない?
「内窓(二重窓)を設置したおかげで美しくなった!」は個人的にあまり感じていません。
我が家は外窓が黒い窓枠で、内窓はウッディな窓枠を選択しました。
また、その選択も補助金申請の関係で慌てていたこともあって、十分な検討がされていませんでした。
結果、正面から窓を重ねて見るとあまり目立ちませんが、少し斜めから見ると異なる色味が重なって、あまり美しさは感じられません。
また、いくつかの窓には窓の下に換気口がついているのですが、内窓は同じ作りではなく、その部分を見えなくするような見た目ではないので悪目立ちしています。
むしろ正しい選択をしないとダサくなると思います。
内窓(二重窓)で匂いが改善される?されない?
あまり変化は期待できないと言われていた匂いに関しては、非常に効果を感じています。
以前は隣の家の洗濯物(柔軟剤)の匂いが、窓を閉めていても感じられることがあって、「香害」という言葉を知ったりもしたのですが、今はそれが軽減されました。
これは内窓(二重窓)の構造というよりも、マンション老朽化による窓枠の隙間が内窓(二重窓)設置によって塞がれたことが改善に繋がったような気がします。
ですので、内窓(二重窓)にとる効果とは言い難いのですが、結果的に一定の効果はあったように思います。
デメリットと言われている部分は実際どうだった?
メリットもあればデメリットもあって、検討時点で導入コストや掃除の面がデメリットと考えていました。
実際に導入してみた感想はこちら。
内窓(二重窓)の導入コストはどうだった?
潤沢な資金があるわけでもなく、また、性能はこだわり出すとキリがないので、我が家は一番安価な組み合わせを選択しました。
上記に記載したメリットの通り十分に効果はあったので安い仕様であっても効果はあると思います。
導入コストに関しては先の記事にも書きましたが、補助金を活用できるのであれば導入コストも抑えられるので今がチャンスだと思います。
リアルな金額でいうと、70万円弱がかかったお金で補助金で40万円弱が戻ってくる予定です。
内窓(二重窓)は掃除が大変!?
内窓(二重窓)で新たに設置された窓枠を見ると、確かに掃除が面倒になる構造をしています。
我が家はルンバをメインに掃除をしているため、純粋な掃除機を持っておらず、今後は窓枠に貯まっていくゴミもどうするか、ちゃんと考えないといけません。
今のところお気に入りのホウキを購入したことで、掃除のモチベーションだけは高く保てています。
内窓設置で起こった新たな問題
部屋の気密性が向上したことで、玄関ドアの開け閉めに力が必要になりました。
飛行機の扉とまではいかないけど、およそそのようなイメージで、開くと同時に外気が部屋に入っていく感じがあります。
気密性が上がった証拠でもあり、どうしようもなく不便でもないので気にしてませんが、お年寄りがいらっしゃるご家庭などは、事前にその可能性を考慮し、施工会社さんに相談したほうが良いかもしれません。
他にもあった!既存住宅における省エネ改修促進事業という補助金!
全く知らなくてこれも申請しておけば、、、という後悔ポイントの1つ。
東京都の方限定ではありますが、東京都には「既存住宅における省エネ改修促進事業」なるものがあり、高断熱窓もその対象のようです。
今から調べても悲しくなるだけなので詳しくは調べていませんが、なんと「先進的窓リノベ事業」との併用も可能だった模様!(併用すると補助金額は少なくなります)
「先進的窓リノベ事業」は来年も継続するかも?という話も聞きますが、併用もさることながら、こちらをチャレンジしてみるのも一つだと思います。
まとめ
室内の熱の出入りは玄関ドアや窓が大きな割合を占めていると言われています。
我が家は間取りをかなりイジったこともあって、本来、人が居なかった窓付近に、常に人が居るようになるなど、外気と接する頻度がリノベーションで高まりました。
今回は先進的窓リノベ事業を利用して、内窓(二重窓)の設置を行いましたが、我が家のように窓付近で過ごす機会の増えるリノベーションの際は、内窓(二重窓)の設置はマストかもしれません。
リノベーションは、どうしてもデザイン面に目が行きがちですが、内窓(二重窓)に代表されるような機能面や生活導線もしっかり見ておかないと、住みづらい家になってしまうと実感しました。
とはいえ内窓を設置したことで全てが満足という訳でもありませんが、総合的には満足のいく結果と思います。
今年は酷暑でしたが、冷房効果がグンッと上がったので、これからの季節にも効果を発揮してくれることを期待しています!
では!