中古マンションを探しているのに、なかなか購入できない。ようやく気に入った物件を見つけても、ほかの人に買われてしまう。
我が家も約2年間で50件以上の中古マンションを内見し、購入したいと思った4件のうち、3件を買い逃しました。
長く売れていなかった物件が突然売れたり、先に申し込んだのに別の希望者が選ばれたり。中古マンションの購入は、思っていた以上に難しいものでした。
この記事では、3件の買い逃しを通じて分かった、購入のチャンスを逃さないための対策を紹介します。
- 中古マンションは、先に購入を申し込んでも買えるとは限らない
- 気になる物件は早めに内見し、購入の判断基準を家族で共有しておく
- リフォーム・リノベーション費用も含めて、購入予算を考えておく
- 売主とのコミュニケーションも大切にする
- 我が家は3件を買い逃したものの、結果的に最も良い物件を購入できた
中古マンションを3件買い逃した実体験
我が家が中古マンションを購入するまでの戦績は、1勝3敗でした。
買い逃した3件は、それぞれ購入できなかった経緯が異なります。
1件目|「すぐには売れない」と言われていたマンションが突然売れた
最初に買い逃したのは、隣駅のエリアにあった中古マンションです。
比較的広く、当時の我が家が希望していたルーフバルコニーも付いていました。
不動産情報サイトには長い間掲載されており、なかなか買い手がつかない物件でした。
実際に内見すると、室内は想像以上に傷んでいました。ただ、我が家はスケルトンリノベーションを前提に探していたため、内装の古さはそれほど問題ではありません。
むしろ、リノベーション前の中古マンション自体がなかなか見つからなかったので、十分に購入を検討できる物件でした。
ただ、物件探しを始めて間もない時期だったこともあり、本当にここでいいのかという迷いもありました。
購入を検討する中で、不動産会社を通じて売主に確認したいことがあったのですが、担当者が電話をしても連絡がつかず、話が進みません。
不動産会社からは、
「そんなにすぐには売れないから大丈夫」
と言われていたので、我が家もそれほど急いでいませんでした。
ところが、質問への回答を待っていたところ、担当者から連絡が入りました。
「売れてしまいました」
長い間売れていなかったマンションが、突然ほかの人に購入されてしまったのです。
当時はかなり残念でしたが、購入の決心が固まっていたわけでもなく、早く動けば必ず買えたとは言い切れません。
ちなみに、その後このマンションの目の前には大きなマンションが建設されました。
魅力を感じていたルーフバルコニーも、期待していた開放感は得られなくなっていたかもしれません。
最近では同じ部屋が再び売りに出されているのも見かけましたが、今では買い逃したことを後悔していません。
2件目|購入を申し込んだものの、現金購入の業者が現れた
2件目も隣駅のエリアにあった中古マンションです。
複数の棟からなる大規模なマンションで、以前から同じマンション内の別の部屋も、時期を変えて何度か内見していました。
この物件にもルーフバルコニーがあり、価格も安かったため、購入を検討しました。
ただし、室内には柱の役割を持つコンクリートの壁がありました。
構造上撤去できないため、スケルトンリノベーションを前提にしていた我が家にとっては、希望する間取りを考えるうえで気になる部分です。
正直なところ、1件目ほど魅力を感じていたわけではありません。なかなか条件に合う物件が見つからず、多少妥協していた面もあったと思います。
それでも価格などを考慮して、購入を申し込みました。
しかし、申し込み後に別の購入希望者が現れたと不動産会社から連絡がありました。
相手は中古マンションを購入し、リノベーションして再販売する業者で、現金で購入する予定だと聞きました。
担当者からは購入できない可能性があると伝えられ、結果的に我が家は選ばれませんでした。
現金購入が決定的な理由だったのかは分かりません。
実は、その後この部屋を購入した業者がリノベーションを行い、再販売を始めました。
我が家は、もし仕上がりが気に入れば購入してもいいと考え、再び内見に行きました。
しかし、リノベーション後の室内は好みに合わず、購入には至りませんでした。
もともと間取りの制約など気になる点もあったので、今振り返ると、無理に購入しなくてよかったのかもしれません。
3件目|先に申し込んだのに、同じマンションの住人が選ばれた
3件目は、1件目の物件にも近い、隣駅のエリアにある中古マンションでした。
広さは許容範囲で、価格も安い物件です。
内見には不動産会社に加え、たまたまリノベーションの担当者も同席していました。
その担当者からも、
「これは絶対購入した方が良い」
と言われるほど、お買い得なマンションでした。
このころには、気になる物件があれば、なるべく早く内見し、購入の意思を伝えることを心がけていました。
そこで、内見を終えた後、マンションのエントランスで購入を申し込みました。
ところが、売主からは、内見予約が入っている人全員に見てもらい、その中から購入者を決めたいという返事がありました。
その後、同じマンションに住んでいる家族からも購入の申し込みがあったそうです。
不動産会社から聞いたところでは、売主がその家族を選んだ理由として、すでにマンションのルールを理解していることや、小さな子どもが転校せずに済むことなどがあったようです。
我が家の方が先に申し込んでいましたが、最終的にはその家族が購入することになりました。
この物件については、今でも少し心残りがあります。
内見時、我が家はリノベーションのことばかり考え、メジャーで室内のあちこちを測っていました。
しかし、その場には売主もいました。
今思えば、物件のことばかり考えるのではなく、人と人との取引であることを忘れず、売主としっかりコミュニケーションを取っていたら、何か変わったのだろうかと思うことがあります。
もちろん、結果が変わったかどうかは分かりません。
先に申し込んでも中古マンションが買えないのはなぜ?
中古マンションを購入する際、早く申し込めば優先的に購入できると思っている人もいるかもしれません。
しかし、購入申し込みは、売買契約の成立を意味するものではありません。
購入希望者が複数いる場合、売主は価格や支払い条件、契約・引き渡しの時期など、さまざまな事情を考慮して売却先を決めることがあります。
そのため、最初に申し込んだ人が必ず購入できるとは限りません。
我が家の場合も、2件目では現金購入予定の業者が現れ、3件目では同じマンションに住む家族が選ばれました。
購入希望者が複数いるときは、申し込み順だけで決まると思い込まず、不動産会社に状況や売主の意向を確認しておくことが大切だと思います。
中古マンションを買い逃さないために準備しておきたいこと
3件の買い逃しを経験して、我が家が重要だと感じたのは、気になる物件が見つかったときに、早く判断できる状態をつくっておくことです。
気になる物件は早めに内見する
良さそうな物件を見つけても、実際に見なければ購入するかどうかは判断できません。
内見するかどうかを何日も考えるより、まずは早く内見して、そのうえで購入を検討する。
物件探しの後半では、この考え方を大切にしていました。
また、物件探しの窓口を一つに限定せず、複数の不動産情報サイトを確認しておくのも一つの方法です。
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納得できる購入条件を家族で共有しておく
早く内見できても、その後の判断に時間がかかれば、ほかの購入希望者が現れる可能性があります。
だからこそ、物件を探している段階から、どこまでの条件なら納得して購入できるのかを決めておくことが重要だと思います。
例えば、立地、価格、広さ、管理状態、間取りなどです。
すべてが希望どおりの物件を見つけるのは簡単ではありません。
何を優先し、何なら妥協できるのか。
家族で事前に共有しておけば、条件に合う物件が見つかったときに判断しやすくなります。
リフォーム・リノベーション費用も含めて購入予算を考える
中古マンションを探す際は、物件価格だけでなく、購入後に必要なリフォームやリノベーションの費用も考えておきたいところです。
我が家はスケルトンリノベーションを前提に探していましたが、壁紙や床の張り替え、水回りの交換など、部分的なリフォームを考えている人もいると思います。
内装が古いからといって、必ずしも購入候補から外す必要はありません。
ただし、工事内容によって費用は大きく変わります。購入してから予算オーバーにならないよう、希望する工事内容とおおよその費用を把握しておくと判断しやすくなります。
また、スケルトンリノベーションを予定している場合でも、2件目のように構造上撤去できない壁があるなど、希望する間取りを実現できないケースがあります。
購入後に変更できない部分は、事前に確認しておきたいところです。
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売主とのコミュニケーションも大切にする
中古マンションの売買は、物件の条件だけで決まるものではありません。
特に売主が内見に立ち会っている場合は、物件を確認するだけでなく、人と人との取引であることも意識しておきたいところです。
3件目では、リノベーションのための採寸に集中しすぎて、売主と十分に話せなかったことが心残りになっています。
コミュニケーションによって結果が変わるとは限りませんが、購入希望者として誠実に接することは大切だと感じました。
4件目でようやく購入。結果的には一番良い物件だった
3件の買い逃しを経て、ようやく購入できたのが現在住んでいるマンションです。
この物件は、我が家がSUUMOで見つけました。
掲載後すぐに内見を申し込んだところ、すでに午前10時から別の内見予約が入っていたため、午前9時半から見せてもらえないかとお願いしました。
そして内見後、その場で購入を決めました。
約2年間、50件以上の中古マンションを見てきたことで、我が家なりの判断基準ができていたことも大きかったと思います。
購入後はスケルトンリノベーションを行い、現在も家族で暮らしています。
結果的には、買い逃した3件を含めても、一番良い物件を購入できたと思っています。
物件探しの具体的な方法や、現在のマンションを購入するまでの経緯は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
まとめ|中古マンションが買えないときこそ、購入前の準備が大切
中古マンションは、先に申し込んでも必ず購入できるとは限りません。
我が家も3件のマンションを買い逃しましたが、その経験を通じて、物件探しの進め方が変わりました。
特に大切だと感じたのは、気になる物件は早く内見し、納得できる購入条件を事前に家族で共有しておくことです。
焦って購入する必要はありませんが、希望に合う物件が見つかったとき、納得して判断できる準備はしておきたいところです。

