
中古マンションをリノベーションしたとき、わが家では洗濯機に水だけでなく、お湯も直接給水できるようにしました。
洗濯機自体に温水機能があるわけではありません。洗濯機置き場まで給湯配管を引き、水とお湯の両方を使える混合水栓(混合栓)を設置しています。
現在は40℃程度のお湯を使って、ほぼ毎回洗濯しています。
リノベーションというと間取りやキッチン、洗面台などに目が行きがちですが、こうした細かな設備も毎日の暮らしでは意外と重要です。
実際に4年以上お湯で洗濯してきた経験から、導入した理由やメリット・デメリット、工事費用について紹介します。
- リノベーション時に、洗濯機へお湯を直接給水できる混合水栓を設置
- 普通の縦型洗濯機で、現在は40℃程度のお湯をほぼ毎回使用
- 水より汚れが落ちやすく、洗剤も溶けやすいと感じている
- 4年以上使って不満はなく、もう一度リノベーションしても採用したい
洗濯機にお湯を直接給水できるようにした
わが家は中古マンションを購入し、スケルトンリノベーションをしています。
その際、洗濯機置き場まで給湯配管を引き、水とお湯の両方を使える混合水栓を設置しました。

わが家の洗濯機用混合水栓。リノベーション時に給湯配管を引き、水とお湯の両方を使えるようにしました。
使っているのは普通の縦型洗濯機です。
洗濯機そのものに温水機能はありませんが、住宅側からお湯を給水できるようになっています。
普段は給湯器を40℃程度に設定。洗うものによっては50℃程度にすることもあります。
水とお湯を毎回切り替えているわけではなく、普段は混合水栓のお湯側を使っています。
給湯器のスイッチが入っていればお湯、入っていなければ水になるため、毎日の洗濯で特別な手間が増えた感覚もありません。
わが家が行ったスケルトンリノベーションについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
きっかけは賃貸時代の風呂水洗濯

洗濯機にお湯を引こうと思ったのは、リノベーション会社から提案されたからではありません。
以前住んでいた賃貸住宅の頃から、浴槽のお湯をポンプでくみ上げて洗濯に使っていました。
当時は子どもが小さく、服を汚すことも多い時期でした。
お湯で洗濯を続けるうちに、水だけで洗うよりも汚れが落ちやすいと感じるようになりました。
子どもが大きくなってからもその感覚は変わらず、新居ではもっと簡単にお湯を使えるようにしたいと考えました。
そこで中古マンションをリノベーションするとき、


と、給湯配管と混合水栓を採用しました。
現在も風呂水を使って洗濯することはあります。
風呂水洗濯については、現在使っているポンプなども含めて別の記事にまとめています。
お湯で洗濯して感じるメリット

一番のメリットは、やはり汚れ落ちのよさです。
これは現在の家に住んでから感じたことではなく、賃貸住宅で風呂水を使っていた頃から感じています。
もうひとつ実感するのが、洗剤の溶けやすさです。
お湯だと洗剤が非常に溶けやすく、それも汚れ落ちにつながっているのではないかと感じています。
現在のわが家では、ほぼ毎回お湯で洗濯しています。
一般的にも、液温が高くなると洗浄力は高くなる傾向があります。ただし、衣類によって適した洗濯温度は異なります。
わが家の場合、普段着を洗うことが中心で、おしゃれ着を家庭で洗うことはほとんどありません。
大事な服はほかの衣類とは分けて洗うか、クリーニングに出しています。
また、洗濯物の臭いが気になることもほとんどありません。
これはお湯だけのおかげとは言えません。妻が洗濯の仕方をいろいろ工夫していることも大きいと思います。
それでも、毎日の洗濯で簡単にお湯を使えること自体は、わが家にとってかなり便利な設備になっています。
デメリットは光熱費と衣類への負担

お湯で洗濯することにはデメリットもあります。
まず、水だけで洗う場合と比べて、給湯するためのガス代や電気代がかかります。
わが家ではほぼ毎回お湯を使っているため、その分の光熱費はかかっています。
もうひとつは、衣類への負担です。
温度を上げれば何でもよく落ちるというわけではなく、素材によっては縮みや色落ちなどの原因になる可能性があります。
わが家では普段40℃程度、洗うものによって50℃程度にすることもありますが、これはあくまでわが家での使い方です。
衣類の洗濯表示を確認し、表示されている上限温度を超えないようにする必要があります。
洗濯機によっては給湯器から直接給水できない場合もある
もうひとつ注意したいのが、洗濯機側の仕様です。
わが家では給湯配管からお湯を入れて使用していますが、洗濯機によっては給湯器からの直接給水を禁止している製品があります。
そのため、
「40℃程度なら、どの洗濯機でもお湯を直接入れて大丈夫」
というわけではありません。
同じような設備を検討する場合は、使用する洗濯機の取扱説明書やメーカーの注意事項を確認したうえで、施工会社にも相談してください。
洗濯機への給湯に個別の追加費用はなかった

この記事を書くにあたって、当時のリノベーション見積書も改めて確認しました。
わが家の場合、洗濯機への給湯配管や混合水栓について、個別の追加費用は記載されていませんでした。
ベランダにある給湯器から浴室までの途中に洗濯機置き場があります。
スケルトンリノベーションだったこともあり、給湯配管や混合水栓の設置は、全体の配管工事の中に含まれていた可能性があります。
少なくとも見積書上では、「洗濯機にお湯を引くために○万円追加」といった項目はありませんでした。
ただし、これはわが家の間取りで、スケルトンリノベーションと同時に施工したケースです。
給湯器と洗濯機置き場の位置、既存配管、工事範囲などによって施工方法や費用は変わります。
すでに完成している住宅に後から給湯配管を追加する場合は条件も異なるため、施工会社に確認してください。
もう一度リノベーションしても採用する

この設備を4年以上使っていますが、「いらなかった」と思ったことは一度もありません。
もう一度リノベーションするとしても、洗濯機への給湯は必ず採用します。
料理にも少しの工夫で仕上がりが変わるように、洗濯にも上手に仕上げるためのコツがあると思っています。
わが家にとって、お湯で洗える環境をつくっておくことはそのひとつでした。
なくても困る設備ではありません。
ただ、毎日のようにする家事だからこそ、蛇口からお湯を使えるという小さな工夫が役立っています。
これからリノベーション・リフォームする人へ
リノベーションでは、間取りやキッチン、洗面台、床材など、どうしても目立つ部分から考えてしまいます。
でも実際に暮らしてみると、毎日使う細かな設備も大切です。
これからリノベーションするなら、
- 洗濯機でもお湯を使いたい
- コンセントをここに増やしたい
- この場所に収納が欲しい
といった、今の暮らしで感じている小さな不便も設計段階で伝えておくのがおすすめです。
「こんなことまでできるのかな?」という段階でも、施工会社に希望を伝えてみると、実現する方法を提案してもらえることがあります。
中古マンション+リノベーションを何から始めればいいのかについては、こちらの記事にまとめています。
わが家が実際に相談した「リノべる。」

わが家もリノベーションを検討し始めた当初は、何ができるのかよく分かっていませんでした。
その頃、実際に「リノべる。」へ相談しています。
ショールームを訪れて感じたことなど、実際に相談したときの体験はこちらの記事にまとめています。
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複数のマンションリノベーション会社を比較したい場合

リノベーション会社によって、得意なデザインや工事内容、費用などは異なります。
これからマンションリノベーションを検討する段階で、複数の会社を比較したい場合は、会社紹介サービスを利用する方法もあります。
「リフォームガイド マンションリノベ」では、マンションリノベーション会社の紹介を受け、見積もりを比較できます。
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すでに住んでいる家をリフォームする場合

一方、すでに住んでいる住宅で洗面所や水回りのリフォームを考えている場合は、新築やスケルトンリノベーションとは工事条件が異なります。
給湯器や既存配管との位置関係によって、施工できる内容や費用も変わります。
洗面所などのリフォームを予定しているなら、そのタイミングで洗濯機への給湯について相談してみるのもひとつの方法です。
複数のリフォーム会社から見積もりを取りたい場合は、「ハピすむ」のようなリフォーム会社紹介サービスもあります。
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まとめ|毎日使う設備だからこそ、やっておいてよかった

リノベーションを考えていると、間取りやキッチン、床、壁など、大きな部分に目が向きがちです。
でも、実際の暮らしは「洗濯する」「片付ける」「掃除する」といった毎日の動作の繰り返しです。
だからこそ、これからリノベーションやリフォームをするなら、今の家で少し面倒に感じていることを一度書き出してみるのもいいと思います。
「わざわざ相談するほどではない」と思うようなことでも、工事のタイミングなら意外と簡単に解決できるかもしれません。
洗濯機にお湯を給水できるようにしたことも、わが家にとってはそんな工夫のひとつでした。




